2023/07/06
黒毛和牛のルーツは、私達の町で育てた「世界農業遺産」認定の但馬牛。そして「えごま」栽培について
但馬牛の(オレイン酸=オメガ9),えごま油の(αリノレン酸=オメガ3)どう違うの?
日本農業遺産認定!私達の町で育てた、但馬牛の魅力を詰め込んだ「読み本」のご紹介です!
詳しい資料は、兵庫県立牧場公園にあります。
但馬牛(オレイン酸)、えごま油(αリノレン酸)の不飽和脂肪酸とは?
不飽和脂肪酸は、人間が体内で作り出すことができないため「必須脂肪酸」といわれています。つまり、口から食べる事によって摂取する必要がある!健康のために意識して食べなければならない大切な油ということ。つまり、「必須=必要」な栄養素だと言うことです。
オメガ9系脂肪酸(オレイン酸)
・オリーブオイル、アボカドオイル。牛肉
体内で合成できる
HDL(善玉)コレステロールを下げずにLDL(悪玉)コレステロールだけを下げる働きがあります。動脈硬化や高血圧の予防に効果があります。腸の働きを活性化し、便秘予防にも効果があります。
オメガ6系脂肪酸(リノール酸)
・紅花油・ごま油、コーン油
・体内で合成できない
食物からの摂取が必要(必須脂肪酸)。
コレステロール値を下げ、LDL(悪玉)コレステロールだけでなく、HDL(善玉)コレステロールも減少させてしまうため摂りすぎには注意が必要です。また摂りすぎによって、アトピーなどのアレルギー疾患の悪化や動脈硬化のリスクもあると言われています。
オメガ3系脂肪酸(αリノレン酸)
・えごま油、亜麻仁油、青魚、海藻、魚介類など
・体内で合成できない
食物からの摂取が必要(必須脂肪酸)。
中性脂肪(血中)を減らし、血栓予防や不整脈を防止など、生活習慣病予防に効果があります。不足すると集中力低下や皮膚炎などが起こりやすくなります。
このように油といっても特徴は様々で、コレステロールを上げるモノもあれば、下げるモノもあり、自ら体内で作れるものや、作ることができない油があります。
最近ではスーパーや通販でももたくさんの種類の油を見かけるようになりました。
それぞれの油のメリット・デメリットを知り、体に良い油を選んで効果的に取り入れてみたいものですね。
特に不飽和脂肪酸の中でも、私達が栽培している「えごま」から取れる「オメガ3系脂肪酸」の「えごま油」は、私たちが自分で作ることができない、それでいて体にとって、とても大切な油であることをお分かりいただけましたでしょうか?!
ただし、健康に良い油(オメガオイル)ならどう取っても良い?かというと・・・実はそうではありません。オメガ油の摂取割合の大切さになってくるんです。